新浜では、震災直後から町内会が中心となって復興まちづくりの議論を活発に行ってきました。専門家をアドバイザーに招いて、「新浜地区復興まちづくり基本計画」(2013年)、「新浜のʻ浜ʼを活かすニュービーチプラン」(2016年)などを策定し、現在まで、さまざまな支援や助成をいただきながら、仙台で「海に一番近い集落」として賑わいづくりに向けて活動を広げてきました。 外から来てくださる方にはいつも新しい視点をいただいていますが、特に川俣さんには、常識を超えたところからダイナミックにアドバイスや解決策を示していただいています。2019年の活動も、最初は「木道?」と正直思いましたが、実際に歩いてみると、とても魅力的に感じました。
仙台市内の貞山運河沿いには、7つの浜があり、昔は水路や陸路でつながっていましたし、親戚関係の交流も広くあります。ですから、「新浜がよければ」というのではなくて、今後は貞山運河沿いの再生に取り組みつつ、浜が連携していければと考えています。
『季刊「まちりょく vol.36」』(公益財団法人仙台市市民文化事業団、2019)より転載