川俣正 | 仙台インプログレス
2022
運河にかかる橋に代わる機能を持った仮設作品。ゴムボートに単管で組んだ足場を連結させており、再制作ができるようになっている。
旧北上川河口から阿武隈川河口までをつなぐ貞山運河は、慶長2(1557)年から明治17(1884)年にかけて建設された日本最長の運河(総延長約46.4キロメートル)です。2022年8月、ここに一日限りの橋が架けられました。宮城県仙台市宮城野区新浜地区を流れる貞山運河に、東日本大震災の津波で流された橋がじつに11年ぶりに「船橋」として再建されたのです【図1】。これは、アーティスト・川俣正さんが手がけるアートプロジェクト「仙台インプログレス」の一環として実現しました。 船を並べ …
かねてより待望されていた橋の機能をもった作品について、常設の架橋がさまざまな条件により難しいなか、仮設の橋の制作が行われました。新型コロナウイルスの影響で2年の間、リモートでの制作が続いていましたが、今回は川俣も来日、実に11年5ヶ月ぶりに新浜地区の貞山運河を歩いて渡ることができる作品となりました。作品は、新浜町内会主催のイベント「貞山運河の渡し舟と新浜フットパス2022」内にてお披露目されました。
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