川俣正 | 仙台インプログレス
2020
貞山運河の陸側に制作されたふたつ目の木道。二股に分かれており、出入り口の二本の柱や通路の大胆な造形が目をひく。
旧北上川河口から阿武隈川河口までをつなぐ貞山運河は、慶長2(1557)年から明治17(1884)年にかけて建設された日本最長の運河(総延長約46.4キロメートル)です。2022年8月、ここに一日限りの橋が架けられました。宮城県仙台市宮城野区新浜地区を流れる貞山運河に、東日本大震災の津波で流された橋がじつに11年ぶりに「船橋」として再建されたのです【図1】。これは、アーティスト・川俣正さんが手がけるアートプロジェクト「仙台インプログレス」の一環として実現しました。 船を並べ …
貴重な自然環境が残る汀沈釜湿地と新浜海辺の森との間にふたつ目の《みんなの木道2020》を制作しました。新型コロナウイルスの世界的な流行を受け、様々なスケジュールの変更を余儀なくされ、12月の制作となりました。川俣の来日も叶いませんでしたが、パリからリモートで指示を仰ぎつつ日本のスタッフが制作を行いました。
貞山運河の海側に、海へ向かって《みんなの木道2019》を制作しました。かつてそこは、地区の祖先が防災林として植林した広大な松林が広がっていましたが、津波によってその多くが流されてしまいました。その傍らに、祖先が建立した海上安全祈願や植林記念の石碑があり、それらへ導くように木道が敷設されました。7月27日に開催された「貞山運河の渡し舟と新浜フットパス2019 part1」(新浜町内会主催)で、参加者たちが初めて木道を歩きました。
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